10GHz帯のMMIC TX AMPの製作 de JA0BNK  Apr/20/2007

JA0DFR局(浅妻さん)が、製作発表されたMMICを使った、10Gアンプを製作しました。
(発表されたものに ANT 出力端子を増設した)

バラックテストで、9mW を入力して 2W の出力がありました。
全体が小型(W35mm×D45mm×H20mm)に組上がったので、
マキ電機の UTV-10Gの HPA (MGF-1601 180mW) に変えて、
MMICアンプを内蔵しました。

UTV-10G の TR 基板の出力は BPF を通った信号が 40mW だったので、
TR 基板の終段のドレインにR(300オーム) 入れて 8mW にあわせた。

UTV-10G の出力は、親機(TH-89)Hi 入力で2W、親機(TH-89)Lo で1.8Wでした。
(改造前に比べて10倍のパワーアップとなった)

10Gアンプの特性(無負荷時での電圧、電流)
  MMIC FMM-5061
  ゲート  電圧  −5V20mA
  ドレイン電圧  +6V1.6A
  スタブ調整で、出力の向上を試したが、下がるだけだったので、不要である。
  したがって、調整ヶ所はなかった。(簡単でFB)
  なお、無負荷で、点検中にパワー計に信号が出たりした(発振現象)のでアルミケースの蓋に、
電波吸収ゴム板を張り付けたら止まった。

製作にあたって、JA0DFR局のご指導を頂き、ありがとうございました。

 JA0BNK 坂上要作 (上越市)

改造前 改造後 改造後